最近、カラー中も数日後も頭皮が痒くて少し荒れてる感じがする・・・
美容室のカラー・セルフカラーをされている方で今まで”頭皮が荒れた・荒れている・荒れ続けている”というケースが稀にあります。
そのままカラーを続けていると体に異変をもたらすこともありますので、対策・対処法などを知っておきましょう。
カラーで頭皮が荒れる原因
乾燥による油分の低下
秋や冬になると肌が乾燥するのと同じで頭皮も乾燥してしまい、必要な”油分”を保てない状態になるケースがあります。
油分は乾燥だけではなく”シャンプーを必要以上にしている”ことでも起こるため、スタイリング剤をつけていない日は1回だけにしておきましょう。
毎日のように肌に美容液・乳液をつけるように、できる限り頭皮へのケアもしておきましょう。
外的要因により、頭皮に傷がある
頭皮にケガをしている状態でも荒れることがあります。
特に怪我をしている部分は敏感になっていますので、できるだけ”カラー剤をつけない・シャンプーで強く擦らない”などの配慮が必要です。
もし、頭皮に傷があっても染めたい場合は頭皮につかないカラーをしておきましょう。
不眠症・疲労・飲酒によるもの
何事にも健康は大切です。
不眠症・疲労による免疫力の低下で頭皮が弱っているとカラー剤の刺激に負けることがあるため”荒れる”ことに繋がります。逆に飲酒をしている状態では血行がよくなり過ぎているためカラー剤に過剰な反応をしてしまうこともあります。
”風邪気味・最近フラつく”などの状態でもいつもより状態は良くないため気をつけましょう。
カラー剤の成分である”ジアミン”によるアレルギー
カラーの成分には大きく分けて2種類あります。
ジアミンはカラーをした髪に深い色を与える効果があります。昔から当たり前のように使われてきた成分になりますので、今現在でもほとんどの美容室で使われています。
特に白髪染めでは色素を濃く入れないと染まらない(薄くなる)ため白髪カラーにとってジアミンは必要不可欠とされていました。ですが染める方法にはいくつかあります↓
など、どれもジアミンに影響されることがないため頭皮が荒れる方にとっては有効な方法です。ですが、マニュキュア・ゼロ塗布では根本5ミリ暗いを染めないため仕上がりが微妙です・・・ヘナカラーでは根本までしっかり染まりますが、植物性のアレルギーがある方は使うことはできず、”色の選択・明るさの選択”があまりできないのがデメリットです。
このように染める方法はいくつかありますが、どれも普通のカラー剤に比べると仕上がりのクオリティーが下がってしまうため何とも言えません・・・
最後の1つがノンジアミンカラーです。
ジアミンが入っていないカラー剤のため頭皮につけてもジアミンによって頭皮が荒れることもなく、安心して染めることができます。
ただしノンジアミンのカラー剤を取り扱っている美容室は少ないためサロンを探す必要があります。なお、人によって『ノンジアミン=100%荒れない』ということではないため不安な方は”パッチテスト”をしておきましょう。
カラーで頭皮が荒れた方は”ジアミンアレルギー”かも・・・。
カラーをする度に頭皮が荒れる方・たまに荒れる方はジアミンアレルギーの可能性が高いです。
ジアミンアレルギーは1度発症すると治らないため、人によっては今後カラーをすることができないケースもあります。そのような方は無理に今まで通りのカラーをするのは避けましょう。
ジアミンアレルギーはひどくなると”アナフィラキシーショック”という症状が発症することがあり、”じんましん・赤み・かゆみ・くしゃみ・せき・息苦しさ・目のかゆみ・むくみ・くちびるの腫れ”などの異変が現れます。
カラーで頭皮が荒れた方は適切な対策を
対処法としてはこのような感じになります。
『皮膚科へ行く・軟膏を使う・頭皮を強く擦らない』ことは原因を根本から改善しているわけではないため、再度同じようなカラーをすると荒れてしまいます。
なので、発症してしまった方は『皮膚科に行く⇨染める方法を変える』というような対処をすることがオススメです。
「私・僕は大丈夫!」と安心せず、1度でもおかしい状態になったなら病院や美容室に相談するようにしてください。
まとめ
カラーによる荒れる原因やジアミンアレルギーについて少しまとめてみました。
美容院で行うカラーは市販のカラー剤より負担は少なく髪へのダメージもそこまでありません。ジアミン問題に関しても市販のカラー剤よりは負担が少ないでしょう。
ですが、カラー剤はカラー剤なので体への異変があった際は速やかに病院の先生に相談することをオススメします。
ノンジアミンのカラーを使えば問題ないかもしれませんが、”100%荒れない”ということではありません。
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